【リゼロWeb版】第795話(10章35話)『白羊』あらすじ・感想!白羊の正体がついに判明、そしてスバルの狂気の「騙し討ち」!
連日のハイペース更新、そして怒涛の衝撃展開!今回は第795話(第十章35『白羊』)のあらすじと感想をお届けします。
前回、フェリスを助けるために地下へ向かうことを決意したスバルと白羊。しかし今回、読者の心臓を止めるような最悪にして最高の「大芝居」が繰り広げられました。
あらすじ:血に染まるスバルと、白羊の「裏切り」
地下の踊り場に、ゴトンと鈍い音を立ててスバルの頭が落ちます。 スバルは背後からナイフで刺され、脇腹から大量の血を流して倒れ伏していました。
彼を刺したのは、血で汚れた指をハンカチで拭う『白羊』。
その凄惨な光景を前に、壁に磔にされているフェリスと、フェリスを洗脳しようとしていた敵の愛し子『リコリス』は全く異なる反応を示します。
「嫉妬に狂って彼を刺したのね! 死別こそ最高の媚薬だわ!」と恍惚とした表情でイカれた愛情論を語るリコリス。
それに対し白羊は、「ママに六枚舌へ送り込まれた『愛し子』です。
彼(スバル)は手土産です」と冷たく言い放ちます。その言葉を聞いたリコリスは、白羊を完全に味方(同じ愛し子)だと信じ込みました。
一方、何も知らないフェリスは、目の前で命を散らしていくスバルを見て絶望と怒りに囚われます。
「どうしてエミリアの傍を離れたのか」「また自分のせいで誰かが死ぬのか」と我が身の無力さを呪うフェリスでしたが……死にゆくスバルの瞳を見た瞬間、あることに気づきます。
スバルの瞳に宿っていたのは、死への恐怖ではなく「希望」だったのです。その希望が、治癒術師である自分(フェリス)に向けられていると気づいたとき、フェリスはスバルの恐ろしく愚かな「他力本願の大芝居」を理解し、怒りとは別の感情を爆発させます。
――時間は少し遡り、作戦会議。 スバルは敵(愛し子)の信用を勝ち取るため、自分を「手土産」として差し出す騙し討ちを提案していました。
最初は「自分がスバルを『人誑し(他者に好意を抱かせ言いなりにする異能)』で操ってしまったからこんな作戦を提案したんだ」と泣いて拒絶する白羊。
しかしスバルは「俺の心には一番星がいるから誑かされてない。
それに、この作戦で俺が当てにしてるのは白羊ちゃんじゃない」と断言。 フェリスの回復能力への絶対的な信頼(他力本願)を根拠に、スバルは自らを刺させるという、常軌を逸した「騙し討ち」を実行に移したのでした。
感想:白羊の正体はゲーム版『偽りの王選候補』のヒロイン、メルティだった!
白羊ちゃん、メルティだったーー!! 今回明かされた彼女の異能『人誑し(手で触れた相手に好意を持たせ、言いなりにさせる力)』。
これは、過去に発売されたゲーム『Re:ゼロから始める異世界生活 偽りの王選候補』に登場したオリジナルヒロイン・メルティが持つ『災厄の魔眼』の能力と完全に一致します!
前々から「白羊=メルティ説」はファンの間で有力視されていましたが、今回の告白でほぼ確定と言っていいでしょう。
ゲームをプレイしていた読者にとっては、あの心優しいメルティがスバルを本気で裏切るはずがないと信じられたため、刺されたシーンでも「これは演技だ」と確信できた熱い展開でした。
長月先生、他媒体のキャラクターを本編に逆輸入して絡ませるのが本当に上手すぎます!
考察:スバルの狂気的な「フェリスへの信頼」
今回のスバル、 敵を欺くためとはいえ、ナイフでガチで腹を刺され、致死量の血を流して倒れるという捨て身の作戦。
しかもスバルがこれを決行できた根拠は、「フェリスなら絶対に間に合わせて自分を回復してくれる」という、フェリスへの100%の信頼(他力本願)でした。
壁に磔にされながら、過去のトラウマ(親友や主君を救えなかった後悔)に苛まれていたフェリス。
そんな彼の目の前で、スバルは「お前なら絶対に俺を助けられる」という無言のプレッシャー(死)を押し付けたわけです。
フェリスからすれば「ふざけないでよ!」とキレたくなるのも当然ですが、この常軌を逸した信頼行動こそが、スバルの真骨頂。敵であるリコリスを完全に騙し切った今、次回の更新でフェリスの逆転の治癒魔法がスバルを蘇らせ、最高の反撃が始まることは間違いありません!